駐車場の中ではシートベルトを着用していない、という方はおられませんか?
バックで駐車する時、後方確認の為に外すということならいいのですが、
道路に出る前や駐車場所を探すために走行している時は、着用しておくことをおすすめします。
なぜなら、時速10kmで走行中、シートベルトをせずに急ブレーキを掛けた場合、
頭をハンドルにぶつけて怪我をするほどの強い負荷が身体に掛かるからです。
時速10kmという低速でさえ、身体を大きく揺さぶるような力が加わるわけですから、
事故の場合、軽くぶつかっただけでも、首を痛めている確率がかなり高いことが分かると思います。
交通事故でむちうちになる原因とは?
車の運転姿勢を考えると、むちうちになる原因は分かりやすいと思います。
車を運転する時、体はシートベルトによって座席に固定されていて、
頭は前や後ろ、左右の確認の為、ヘッドレストから浮いた状態になっています。
この状態の違いこそが、むちうちの原因になります。
例えば後ろから追突された場合、体は座席と共に前に押し出されますが、
浮いている頭は逆に後ろへと仰け反ってしまうため、ズレが生じてしまうのです。
その上、一度後ろに下がった頭は、次の瞬間には、
一気に前へと引き戻されるため、首が鞭のようにしなって動いてしまいます。
頭と体の動きのズレと、前後への大きな揺さぶりによって、
首の組織が痛めつけられ、むち打ち症になってしまうわけです。
むちうちの種類とは?
むちうちには、大きく分けて以下の5つの種類があります。
- 頚椎捻挫型(全体の7~8割を占める)
- 頚椎(首の骨)周辺の筋肉や靱帯を痛めた場合
- 症状:首の痛み、筋肉の凝り、首が動かない、動かすと痛いなど
- バレーリュー症候群
- 首の骨にそって伸びる交感神経を損傷した場合
- 症状:頭痛、吐き気、耳鳴り、めまいなど
- 神経根型
- 神経の根元に負荷が掛かったり、引き伸ばされたりした場合
- 症状:首や腕の痛み・痺れ、後頭部や顔面の痛み、倦怠感など
- 脊髄型(むちうちの中では最も重く、後遺障害が残りやすい)
- 脳から繋がる中枢神経が損傷した場合
- 症状:身体の麻痺、歩行障害、知覚異常、排便・排尿障害など
- 脳脊髄液減少症(診断が難しい)
- 脳の硬膜が損傷し、髄液が漏れ出した場合
- 症状:頭が重い、眠れない、疲れが取れないなどの不定愁訴が多く、症状が多彩
事故後すぐは興奮状態で痛みに気づかないことが多く、
このくらいなら大丈夫と思ってしまいがちですが、
交通事故に遭った後は、必ず病院で検査を受けておくようにしましょう。
むちうち治療の基本とは?
繰り返しになりますが、まずは整形外科で診察と検査を受けることが重要です。
これは、負傷や後遺障害が事故によるものだと証明する為に必要なこととなります。
ただ、むちうちで一番多い頚椎捻挫型などに対して、
整形外科では、痛み止めと湿布を処方するだけで済まされてしまう場合が多々あります。
そういった時には、医師に相談し、
お近くの整骨院・接骨院への転院することをおすすめします。
整骨院では、最先端の治療機器や手技により、
痛みなどの症状を早期に改善できるよう積極的に施術を行います。
まとめ
事故に遭わないのが一番ですが、もし遭ってしまったら、
整骨院での交通事故治療も、保険で補償される費用となりますので、
一度施術を受けてみられると良いと思います。
当八王子ライフ整骨院では、サポートしてくださる弁護士事務所と提携しており、
保険会社とのやり取りも経験豊富なスタッフが対応するため、
安心して治療に専念できます。
八王子付近にお住まいの方は、お気軽にお越しください。
スタッフ一同、お待ちしております。
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