肩や腰を痛める原因の一つに、長時間悪い姿勢を続けることが挙げられます。
肩こりのひどい方が猫背になったり、
腰痛のひどい方がお腹を突き出したような姿勢になったりと、
痛みでさらに姿勢が悪くなる悪循環に陥っていらっしゃる方もおられるようです。
意識して姿勢を正すことで痛みやこりを解消できる場合もあるので、
今回は、立つ・歩く・座る・寝ると四つの姿勢に分けて解説していきたいと思います。
肩や腰を痛めない立ち姿勢
正しい立ち姿としてよく言われるのが、
頭のてっぺんから糸で引っ張られているような姿勢です。
具体的には…
- まっすぐ前を向いて、少し顎を引く
- 肩の力を抜く
- 下腹に力を込めつつ、おしりを引き締める
この姿勢で立ってみてください。
最初の内はつらく感じてしまうかもしれませんが、
腹筋と背筋でしっかりと支えている状態なので、腰や肩への負担が軽減されます。
また、大きな筋肉を使うので、
悪い姿勢でついてしまった腹回りの脂肪などの燃焼効果も期待できると思います。
腰に負担を掛けない歩き方
背筋が曲がったまま、膝だけを前に出す形で歩いてしまい、
腰に負担を掛け、腰痛になってしまう方がいらっしゃいます。
この歩き方では、膝にまで負担が掛かってしまうので、
意識して歩き方を改善するようにしましょう。
- つま先を15°ほど外に向ける
- 膝を軽く曲げ、少し前傾しながら足を踏み出す
この時、膝を伸ばさず、腰をあまり回さないのがポイントです。
大股過ぎると膝が伸びてしまい、体重が掛かってしまうので注意してください。
腰痛にならない座り方
長時間のデスクワークなど座りっぱなしでいると腰が痛くなってしまいますよね。
パソコンを覗き込むように身体が前傾してしまい、頭の重さで腰痛になってしまうのです。
そこで腰に負担の掛からない座り方が出てくるわけですが…それはずばり正座です。
といっても、床に座るわけでもないし、そもそもずっと正座しているのはつらいですよね。
腰痛対策になる椅子の座り方は、
- 深く腰掛けつつ、背もたれは使わずに骨盤を立てるように座る
- 足は揃えず、前後に分ける
イメージとしては椅子で正座をしている感覚に近いと思います。
椅子や机の高さが変えられない場合は、パソコンの高さを調整して対応してください。
肩や腰を痛めない寝方
腰に負担を掛けない寝方の基本は、仰向けだと言われています。
ただ、もっと重要なことがあります。それはストレスなく眠ることです。
つまり、仰向けで寝にくい方は、無理に仰向けで寝なくてもいいのです。
自分が楽だと思う姿勢で寝ているのに腰が痛くなる方は、
マットレスや枕の硬さを調整し、クッションなどを使ってバランスを整えましょう。
まとめ
眠り方以外は決して楽な姿勢ではないかもしれませんが、
続けていくうちに腹筋や背筋が鍛えられ、苦ではなくなっていくと思います。
継続は力なり、です。
ただし、骨盤のゆがみなどが原因の場合もあるので、
痛みがひどいときなどは無理せず、お近くの整骨院に掛かられてください。
八王子近辺の方は、ぜひ八王子ライフ整骨院へ。丁寧な施術で痛みを改善していきます。
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