体力の限界がきても、スリーポイントシュートを打ち続ける三井寿のようにあきらめない八王子ライフ整骨院の窪木です。
スポーツなどで起こりやすい怪我として、打撲や肉離れはよく聞くものだと思います。
応急処置で冷やすところまでは分かっていても、
その後のケアや詳しい対処法をご存知の方は少ないかも知れません。
打撲も肉離れも整骨院で保険適用される怪我なので、
今回は専門家として、打撲・肉離れについて詳しく解説したいと思います。
打撲とは?
打撲は打ち身ともいい、転倒したり、何かに衝突したりした時に起こる怪我で、
皮膚や皮下組織が傷つくため、程度によっては内出血による青あざができます。
また多くの場合、腫れや痛みを伴い、患部は熱を帯びます。
熱が引いた後も触れると痛みを感じるため、
打撲の完治には、軽症でも1週間~2週間ほどの期間が必要です。
打撲の対処法とは?
打撲してから2日間は、アイシング療法と呼ばれる患部を冷やす方法が有効です。
これは、内出血の進行を緩和するとともに、
打撲の傷を治そうと、体中から集まってくる血液の流れを抑制して、
患部の細胞が酸欠状態になってしまうことを防ぐ効果があります。
患部の熱がおさまる3日目以降は、温熱療法へと切り替えます。
こちらは、回復に必要な血流を促進する為であり、自然治癒力を助けるための措置です。
家で行う場合は、少し濡らしたタオルをレンジで温めてから、
患部に当てることで、温熱効果を得られると思います。
肉離れとは?
肉離れは急に走ったり、ジャンプしたりした時の急激な筋肉の収縮によって、
筋肉が損傷、断裂してしまう怪我です。
同じような怪我として筋挫傷がありますが、
こちらは筋肉の損傷原因が、外部からの衝撃によるもののことを言います。
筋肉の断裂の程度によって、 軽度(1度)、中度(2度)、重度(3度)と分けられ、
軽度では、1~2週間ほどの治療でスポーツに復帰できますが、
重度では、復帰までに数か月の期間を要します。
肉離れの対処法とは?
肉離れの治療の第一歩は、筋肉がどの程度損傷しているか正しく鑑別することです。
そのためには、整形外科や整骨院などの専門家の診察が欠かせません。
治療を早期に開始することによって、復帰までの期間が短くなるだけでなく、
瘢痕(はんこん)組織と呼ばれる傷跡を残さないことにも繋がります。
ただ、病院や整骨院にすぐには行けない場合もあると思いますので、
自力でできる対処法として、応急処置となるRICE処置をご紹介しておきます。
RICE処置とは?
スポーツをやっていた方はご存知かもしれませんが、
この処置は肉離れだけでなく、怪我に対する汎用的な応急処置になるので覚えておいて損はないと思います。
- R:REST(安静)
運動を中止することで脈拍上昇を防ぎ、血流量を減らして、腫れ、炎症を抑えます。 - I:ICE(冷却)
血液の流れを抑制し、細胞が酸欠状態になることを防いで、患部の腫れ、炎症を抑えます。 - C:COMPRESSION(圧迫)
患部やその上流動脈を押さえることで血流量を一時的に減らし、内出血や腫れを抑えます。 - E:ELEVATION(拳上)
損傷した部位を心臓より高く上げることで、血流量を減らし、患部の腫れを抑えます。
まとめ
少しくらい痛くても動けるからと、ついつい無理をしてしまいがちですが、
怪我をしたら、まず安静にすることが回復への近道です。
その上で整骨院などに行き、適切な処置を受けることをおすすめします。
八王子周辺の方は、ぜひ八王子ライフ整骨院へお越しください。
スタッフ一同お待ちしております。
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