みなさん、マッサージ後のもみ返しの事はご存知ですか?
最近は癒しブームで、マッサージのお店が沢山出来たり、自分で気軽にマッサージ出来る器具が雑貨屋さんなどにも売られていますよね。
でも実は、マッサージは気を付けてやらないと、“もみ返し”という現象が起こる場合があります。
今回はマッサージ後の“もみ返し”についてお話していきたいと思います。
もみ返しと好転反応
マッサージをした後、身体がだるくなったり、眠たくなったり、マッサージした場所が痛くなったりした経験はありませんか?
これは、マッサージ後の身体の反応ですが、良い反応と悪い反応があります。
良いもみ返しと悪いもみ返しがあるのです。
良いもみ返しをここでは“好転反応”として、悪いもみ返しと区別していきます。
好転反応とは?
まず、好転反応から説明していきましょう。
好転反応は、マッサージした事で身体の血流や凝り、歪みなどが改善され、反動で一時的に起こる反応の事です。
身体のだるさを感じ、眠たくなったり、身体が温まった感じがしたりします。
この反応は、マッサージした事で身体が回復した証拠の様なものですから、全く心配はありません。
もみ返しとは?
一方、悪いもみ返しは好転反応とは逆で、マッサージした事で筋肉が傷ついた状態になってしまう事を言います。
強くもみ過ぎたり、間違ったツボを押してしまったりして、筋肉の繊維を痛めてしまうと、マッサージした箇所が余計に凝ったり、痛みが増したり、頭痛が起きたり、様々な不具合が生じてしまいます。
つまり、症状に適したマッサージではなかったという事です。
この場合は当然、マッサージは中止し、すぐに治療をしなければいけません。
もみ返しが起こった時の対処法
悪いもみ返しで痛みを感じる場合は、筋肉が傷ついて炎症を起こしている状態になっています。
まずはアイシングしてください。
アイシングの手順
- 破れにくい丈夫なビニール袋に氷と水を入れましょう。
- 直接患部に当てると、低温火傷を起こしたりするので、タオルなどでくるみましょう。
- 患部に当て、5分から10分程冷やしましょう。
- この手順を1時間ごとに繰り返し行ってください。
もし、冷やしている途中に患部の感覚がなくなったり、赤くなったりしたら時間に関係なく、すぐに中止してください。
アイシングで症状が治まらない場合は病院に行きましょう。
好転反応と悪いもみ返しの区別
マッサージ直後は好転反応と悪いもみ返しの区別がつかない事があるかもしれません。
好転反応は、人によって違いはありますが、だるさや眠気・身体がホカホカする感じになります。
その反応は一時的なもので、その後は楽になったと感じるでしょう。
一方、悪いもみ返しは、痛みで辛かったり、具合が悪くなったり、日にちが経っても楽にならずに辛い思いをします。
まとめ
肩こりや首・背中の凝りを感じると、気軽に身近な人にもんでもらったりしますよね。
でも、身体の構造やしくみ、痛みの根本的な原因を知っていないと、強さの加減やもみ方を間違い、かえって筋肉を痛めてしまうことになります。
軽い凝りならば、ストレッチをしたりして血流を促すのは効果的ですが、慢性的に凝りが続く場合はやはりマッサージが必要でしょう。
その場合、身体の構造やしくみ、筋肉について知識をしっかり持った専門家に任せるのが一番いい方法です。
八王子ライフ整骨院では、痛みの箇所のみでなく、痛みの根本的な原因に基づいて適切なマッサージを行う様心掛けています。
安心してお任せください。